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初任給から差をつける

フリーマーケットアプリを運営するメルカリは、今春から一律の初任給を見直し、新入社員向けに新人事制度「Mergrads(メルグラッズ)」を始めました。大学時代の研究成果や入社前に行われるインターシップでの仕事ぶりなどに応じて、初任給に差をつける実力制を導入した。

初任給は、全員一律ではなく、アウトプットや能力・経験に応じて決める。金額設定には、内定から入社までの過ごし方も関係してきます。スキルや経験を身につければ、高い評価を得られる可能性があるのです。
「社員のスキルや経験には差があるから、一人ひとりと向き合って常に適切に評価する。これは入社1年目の新人に対しても同じ」との考えが根底にあるよです。

しかし、新入社員に対して過激な実力主義を求めることに異論がある。

入社前の各個人には、学生としての生活や家庭環境が異なります。
入社前の学生に対し、会社として生活や環境に干渉することは好ましくないと思います。
学生時代は研究する方もいれば生活のためバイトをする方もいます。

現実的には、入社後の職務経験を積み重ねる過程で従業員の自己啓発と、管理者の教育訓練をおこなう両輪からの結果として賃金に差をつけるべきである。
具体的には入社後25~27歳あたりから、担当する仕事や能力のレベルに着目して差をつけるべきと考える。

メルカリは、初任給に差をつけることで「年間100万円以上の差がつく可能性がある。」という。
これでは、入社前からすでに競争が始まっており、入社時点でついた年間100万円程度の差をその後の仕事で取り戻すことは相応の努力をもとめるため酷である。

「常に適切な評価をする」とあるが入社前はどのように適切な評価をするのか疑問である。
結果のみならず「プロセス」をどのように評価するのか。
適切な評価は「入社後」に可能となるのではないか。

したがって、初任給に差をつけるは「NO」と主張する。

向田社会保険労務士事務所 建設業あゆみ一人親方組合 労働保険事務組合ゆとり創造協会