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社会保険料が高いので節約

社会保険料節約より「売上増加」を目指す

「社会保険料が高い!どうにかなりませんか」という相談が多く寄せられます。
「社会保険料を抑える手立てはありませんか?」とも相談されます。

もちろん、小手先のアドバイスならできますが抜本的な手立てはないと思います。
小手先のアドバイスでも喜んでもらえるクライアントもいます。

例えば、保険料月額1,000万円を1割減の900万にすることは至難の業です。
世間には「社会保険料節約」を謳い文句にする経営コンサルタントなるものも存在しますが如何わしいと感じています。
どの企業も、あたかも、社会保険料が簡単に1割節約できることは考えにくい。

しっかりとした責任あるアドバイスではなく「観念的」な小手先(場当たり的)のアドバイスではクライアントが困惑するだけです。
理論なき給与を設定し社会保険料を節約したばかりに従業員の士気を低下させ業績が下がるようでは本末転倒である。

当事務所では、まず第一に「売上を上げるためにどうするかを考える」ことを提案しています。
売上を上げることで社会保険料の負担が軽減されることが本筋と考えます。

第二に、社会保険料を抑える前に、無駄な経費を削減することです。
社会保険料の削減で頭を悩ますより手軽に効果があります。
削減した資金を社会保険料へ充てることを検討しましょう。

第三に、賃金台帳に載せなくて済む手当類は賃金(給料)以外の勘定科目で処理する。
多くのクライアントは「給料を高く払ってあげたい」「給料を高く見せたい」と言うことで賃金台帳に雑多な諸手当を記載するケースがある。適切な勘定科目で処理することが望ましい。
不適切な諸手当を賃金台帳に記載すると社会保険料の負担を重くする要因になりえる。

最後に、社会保険料節約より「売上増加」をどうするかを考えるのが経営者として肝要である。
万一、売り上げ増加が見込めない場合は経費のムダを削減することを検討してみてはいかがでしょうか。
社会保険料節約のための給与設定は、従業員のモラール低下を引き起こし業績低迷に陥らぬよう肝に銘じたいものである。
 

向田社会保険労務士事務所

 

 

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