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「チーム建設業の芽生え」に期待

チーム建設業として盛りたてる

街の至るところに建設現場がぼこぼこあります。
建設業はかってない人手不足の状態にあります。
10年前ならこれだけの現場があっても技能労働者が大勢いて人出不足にはならなかったでしょう。
特に10代~20代の若年労働者不足が深刻です。
どの業界も「すそ野」が広くなければ発展をしません。
地方では70歳以上の職人が建設業界を支えているといって過言ではありません。

さて、法定福利福利費を内訳明示して元請に対し従業員の法定福利費を請求することを盛んに言われています。
しかし、実態としては「元請に請求すると笑われる。」という話を小耳にはさみます。
あるいは、見積書に法定福利費を明示しても減額される。
経費のなかに「法定福利費を含む」とされる。
など下請会社は悲鳴を上げています。
特に2次下請以下では法定福利費を請求することが困難な場合があります。

国として、社会保険に加入させることに力点がおかれ、加入した下請の社会保険料負担が多く悲鳴を上げていることに気がつき元請への法定福利費の負担を厳格にさせる必要がある。
国として社会保険加入と同時に元請への法定福利費が2次以下もしっかり請求できているか監督する義務付けがあると良い。
元請だけが潤い、下請会社が悲鳴を上げる建設業界では先が暗い。

「元請は下請のために、下請は元請のために」とう精神は「チーム建設業」として発展するために必要なことではないでしょうか。
体質として「職人を大切にする」「下請を大切にする」。
そして、「職人は会社のために、下請は元請のために」。
それが信頼成就となり「チーム建設業」の芽生えではないでしょうか!。
決して元請は「いつでも切ることができる」という傲慢な態度で下請を怯えさせることなく「安心して下請が働ける環境状態をつくる」ことを切に願っております。

建設業あゆみ一人親方組合

 

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