高級という不便
「高級という不便」は、加藤登紀子さんのひらり一言になります。
高級という過剰包装。握りにくい高級割り箸。完全防備のセキュリティ。
全館空調、開かない窓、汚せない服、走れない靴・・・。
すべてにおいて共感します。
人は、高級という言葉に弱い。
中身がなくても高価という値段でものを購入する。
靴は靴でもブランド品。服もブランド品。
機能も性能も同じでも値段が高ければ良い商品と思い込む。
では、安価なら良いかというとそうでもない。
安くて品櫃・性能が良いものは多くはない。
むしろ、中庸を得ることが必要ではないか。
それは、社会保険労務士や一人親方労災保険組合においても同じことがいえる。
ある社長が言っていました。
いい車を購入したがもったいなくて乗って歩けない。
それを見ていた父親に「そんなに大事なら床の間に飾っておけ」と言われたそうです。
どんなにいいものでも使いこなすことが出来ず飾っておくだけ。
「高級という名の不便」にうなずく。