過労死認定基準見直しへ
厚生労働省は「過労死ライン」を定めた労働災害の認定基準を見直す検討会を2020年度にも立ち上げる。
見直すのは脳や心臓の病気を突然発症した場合に業務上の過労かどうかを判定する基準。
現在の基準は、残業が発症前1ヵ月間で100時間。または発症前2~6ヵ月間平均で月80時間などの目安も含まれる。
不規則な深夜労働、睡眠時間と発症との関係。
また、過労自殺を含む精神障害による労災認定基準についても検討をする。
特に、企業のパワーハラスメントを労災認定基準に反映させることも視野に入れる。
その他、自宅で仕事をするという働き方の多様化を踏まえた労働時間の把握方法を含めて見直しを求める声が高まっていた。